ドロップアウト

「そう焼きそば。」

と龍崎が笑顔で答えた。

「今から俺が作るんスか?」

「他に誰が作んだよ。」

龍崎が冷蔵庫の方に向かって歩きながらそう言った。

「焼きそば作る為に、俺呼ばれたんスか?」

ヨネが俺に向かって聞いてきた。

俺が頷くと同時に

「材料はあっからさ。」

と言って冷蔵庫をポンッと叩く龍崎。

「…。」

黙って冷蔵庫を見ているヨネ。

「わかったか?」

龍崎がヨネに問い掛ける。

「…了解ッス。」

そう言ってヨネは上着を脱ぎ、シャツの袖を捲り上げ焼きそばを作り始めた。


俺達がヨネと呼んでいるこの男、俺達と同じ高校に通う二年生。

本名は米山康助(ヨネヤマコウスケ)、身長173cmの痩せた体型でショートヘアー。

中ランにボンタン、スニーカースタイル。

ヨネは短ランを着たがっていたが、龍崎に真似すんじゃねぇと言われ中ランにした。

ヨネと龍崎は家が近所なので小さい頃からよく遊んでいたらしい。

そんな小さい頃からヨネにとって龍崎は頭が上がらない存在で、龍崎の事を尊敬しとても慕っていた。

龍崎は龍崎でヨネの事をとても可愛いがっていた。