夕食を食べ終えると龍崎は部屋にあがった。
いつもなら俺と笑いながらテレビを見ている所だが…そんな気分じゃなかったんだろう。
俺は一人でテレビを見ていたが龍崎の事が気になってテレビの中身は全く耳に入ってこなかった。
少しすると龍崎が一階におりてきた。
「ちょっと出掛けてくる。」
そう言って外に出ていった。
…あの場所だな。
と俺は思いながら煙草に火をつけた。
煙草を一本吸い終わり、俺は海岸沿いの堤防に向かった。
…多分ここにいる。
俺はそう思っていた。
………いた。
俺は少し離れた所から龍崎の様子を伺っていた。
龍崎の肩が震えていた…。
俺はその場から離れた。
明日は龍崎の誕生日だ。
俺はご馳走でも作ってやろうと思い本屋に向かった。


