ドロップアウト


【龍崎仁志】

商店街をぶらつく俺と十三。

「また停学くらうなんてな〜…。」

ため息混じりで十三が呟く。

確かに…でも退学にならないだけマシだと俺は思う。

「おぉ…まっでも退学じゃないだけマシっしょ。」

「退学になったら俺、確実に殺されちまうよ…。」

真面目な顔で十三が言った。

その十三の顔が可笑しくて少し笑えた。

「怖いもんな〜、お前の親父さん。今日も絶対殴られるな。」

そう言うと十三は少しキレ気味に言った。

「お前な〜人事じゃねぇぞ!お前も道連れじゃ!」

「ふざけんなッ!俺は関係ねぇだろ!巻き込むな!」

十三の親父さんの説教なんて絶対くらいたくねぇ。

十三の親父さんは目茶苦茶怖い。

俺も十三の親父さんには何度か殴られた事がある。

…あの人の頭の中には手加減の文字は無いだろう。