強いアタックだったから 手をかすめるくらいのブロックじゃ、防げなかった。 つまり…ジャンプの高さが足りなかった。 「…いつもなら届くのにな…」 天野君が遠くを見ながら言った。 「でも…頑張ったよ。ふつーにカッコ良かったし。…お疲れ様。」 あたしがそう言うと今度はあたしの方を向いて言った。 「…お疲れ様、か…」 ……?