そしてキミは花になる




「ウザくない、ウザくない!」

ちはるさん。
慰めてくれて…
…ないよね?

「突っ込むところそこですか?ちはるさん?」

ちはるは、自分の両腕を胸の前にだしてガッツポーズをすると熱く語り始めた。


「ウザイどころか!わたしにも構って欲しいよ!あの声!あの優しさ!あのサラッサラな髪の毛!もう…

たまんない!!」

分からない…。
理解に苦しむ…。
声と髪は、10000000000000歩譲っていいかもしんないけど。


優しい!?
優しいじゃなくて、
ウザしいか
女々しいの間違いじゃない!?

「あーそうですか…?そんなに好きなのねぇ~?」

わたしは、てきとうにちはるに返事をした。

まだなんか怒ってるし語ってるけど…
無視だな…。


っとゆうか…
この二人似てる…。