そしてキミは花になる



「おいこら神田!先生に向かってはげとはなんだ!はげとは!!こんなんでも一応傷つくんだからな!?って、お~い!人の話を聞け~!聞いてく…」

なんか言ってるけど無視だ無視。
相手してるだけで10あるパワーが5ぐらい、あいつに持っていかれるよ…。

ここでまたちはるの笑顔に癒される。

「おかえりぃ!ずいぶん騒いでたね!」

わたしは、ハァ…とため息をつくと愁芭に愚痴をこぼした。

「ぶっちゃけさ?あのくそ小早川にもイラついてるけど、今はそれ以上に緒方先生に納得がいかないんだよね。緒方先生が用事あんなら緒方先生が来ればいいのに。あんなウザイ教師を使うな!って感じ…」