ぬらして温めたタオルを目にあてるとじんわりと目頭が熱くなってきた。
明日は、逃げずに学校に行こ…。逃げてばっかじゃ、なんにも解決できない。
好きを少しだけ閉じ込めて、立ち向かうんだ。
わたし1人じゃないもんね。
ちはるともちゃんと話そ…。
…でももし。
もし、2人にわたしに内緒で付き合ってたって言われたら…
やっぱ失恋…?
素直に2人を応援出来るかな…?
多分、無理だよ。
わたしの全てだもん。
先生は。
こんなに好きになるなんて思わなかったもん…。
好きなのは、いつもわたしばっかり。
そんな気がしてしょうがない。
なりやまない心臓をとめて。

