“どうでもいいや” わたしは、その場に座り込み木に肩を預けた。 木のぬくもりが気持ちよくて眠りについてしまった。 ……… …………… 「風邪ひくぞ?」 低く温かい声を耳に感じた。 でも、目はいうことをきいてくれなくて、瞼は閉じられたままだった。 ―――あなたがスキです。 例え叶わなくても。 それでもいいんだ。 わたしの傷を癒してくれたのは… 先生 …あなたでした。