「はい」
「なんかさぁ…?喋ってたら…その…可愛いなぁ…って思っちゃって…。
もしかして、僕ってこの短時間で神田に惚れちゃったのかと…思って…。
さすがに生徒はダメでしょって…思ったんだけど…だから…先生として…その……接しようかな?って思って“先生”っていう感じの態度ににしたら、神田を傷つけちゃったかな?…っていう後悔ばっかり残って…」
最後の方は、声が小さくて聞こえなかった。
先生は、足を組んで顔を押し付けてるけど、真っ赤な耳がちゃんと隠れられていない。
ん…?
今の話の流れでいくと、先生はわたしのことが…
“好き”…?

