「ちはる~♪」

学校に着くと親友のちはるを見つけ、抱きついた。

「うぉっ!?」

勢いあまってちはると事故った。

「愁芭~?」

…おでこに怒りマークが見える気がするのはわたしだけ?


「あはは~!ゴメンゴメン!」

わたしが笑いながら謝るとちはるが追いかけてきた。

「キャー!」

ちはると追いかけっこしていると誰かにぶつかった。


ドンッ!

「キャッ」

ぶつかったのは、緒方先生だった。

昨日のことを思い出したわたしは先生に話しかけた。

「先生~!」

「廊下では、はしゃがないように」

え…?
なんで…?

いきなりの冷たい声にわたしはビックリした。