先生は、納得したように頷いた。
「いいね?それ」
「じゃぁ決まりっ」
数学の先生に勝てるかな?
無理でもしょうがないよね♪
そんなことを話していると、辺りは暗くなってきていた。
「先生?時間、まずくないですか?」
わたしの言葉を合図に先生の顔が青くなっていく。
ヤバいんだね…。
「帰り方教えてくれないかな?また来れるように覚えたいから!」
ズキュンッ!
なんでこの人は…
嬉しいなぁもぅ…
「はいっ!」
その後、先生とわかれると家に向かった。
帰り道、気持ちが浮きまくっててどうやって帰ったか覚えていない。

