「そのかわり、僕も神田さんが必要になったら一時間かりていい?」
先生は、ニコッと微笑んだ。
ズキュンッ!
今のは…何でしょう?
心臓打ち抜かれた?
まさか…
こんな短時間で好きになってしまったのぉぉ!?
「は…はい…」
いやいやいや!
相手は教師なんだから!
普通にダメでしょ!
「先生は、数学ですよね?担当」
数学の授業とかほとんど受けてないなぁ
「そうなんだけど…。神田は、いっつも寝てるから僕の話聞いてないよね。」
ゔっ…
だっだってぇ…
「なのに点数いいから注意も出来ないんだよね~」
授業聞く必要がないんだもん…。
わたしには、生まれつきの才能みたいなのがある。
授業なんか聞かなくてもテストはほぼ満点。

