*ハキハキ娘の甘い恋*

ふとあることに気付く。


むっ…胸が!


大きめの柔らかそうな胸が新寛先輩の腕を挟むようにして押し付けられている。

よくできるなぁ、と感心しながら見ていた。

新寛先輩…慣れてるなぁ?

胸を押し付けられたり、腕を絡まれたりしても、笑顔のままでさりげなくスルーしていく。


んー、何もする事なさそうだし…とりあえず本でも読もうか。

そう考えて最近ハマってたミステリー小説を開く。


「新寛先輩~、どうしてこの教室にいたんですかぁ?」

突然そんな質問が聞こえてきた。

「彼女に用があったからね」

……

チラリと先輩の方を見る。

こっちを向きながらニコリと笑っている先輩

…の周りには般若のような顔をした女の子達っ。


恐い…なんで怒ってるの。


ぷい、と関係無いふりをして、小説の方へ向きなおった。


いた、痛た。

視線がビシバシ突き刺さってくる…。


先輩のまえだからか、キャッキャ騒いでるけど目だけは鋭い。