*ハキハキ娘の甘い恋*


ー次の日ー

「ふぁあ…」

あくびと共に目を擦りながら布団から起き上がる。


朝はきっかり起きれる方なんだけど、昨日は羅樹人とすごろくで盛り上がっちゃった(笑)


と言うわけで少し眠い…


でも今日もちゃんと学校があるから、準備をする。


「いってきまーす。」


まだ寝てる羅樹人を起こさないように、そろりと家を出た。

玄関の前でニコニコと笑って手を振っているママに小さく手を振り返して、学校へ向かった。



正門を潜り抜けて、シューズを履き、教室へ向かう。


ガラッ

ドアを開けると…


「あ、おはよう」


??


「おはようございます…」

なんで?と思いながらも挨拶を返す。

だって…そこには新寛先輩だけがいたから。


先輩は二年だよね?

ま、まさか教室を間違えた!?


急いで教室を出て札を見ると、確かに1-Eと書いてあった。


…先輩が間違えたのかな。


考えていると。


「君に会いに来たんだ」

「え?」

「ごめんね、急に。名前が知りたくて」

急な展開にようやく頭が追い付き、名前を答える。

「小野原結華です」

すると先輩はニコリと笑って

「結華か。可愛いね、名は体を表すというよ。」

「ありがとうございます」

顔色一つ変えずに言う。


よくもまぁ、あんな恥ずかしいこと言えるねぇ…。


と、思ってたらクラスの女子軍団が登校してきた。

「きゃぁ~!生徒会長だぁ~♪」

「かっこいい~」

あっという間に囲まれる生徒会長。

そのなかで、リーダー格っぽい子は、会長の腕に自分の腕を絡めてる。

えっと…確か、菜野原 萌実(おのはら もえみ)さんだったかな?