「お、怒らないで、飛鳥ちゃん。私はただビックリしただけで、嫌だった訳じゃないから。」


とあたしをかばってののが言う。


あたしのために………のの!マジ天使!いや、女神様!!輝いて見えるよ。こうなったら、末代まで拝んで拝んで拝んで拝んで拝み尽くしてさらには


「ちょっと黙ってようか、芽依。はぁ、かばってもらったら、すーぐに調子に乗るんだから。全く!」


「調子に乗ってるんじゃなくて、ただ、ののへの感謝の気持ちをですね、あたしの知ってる言葉で最大限に伝えようと」


「なら、ののを見てみなさいよ。どうみたって、困った顔してるじゃない。」


ぱっ、とののがいる方を見ると、確かに、若干困った顔をしている。


それを見たあたしが泣きそうな顔をすると同時に、飛鳥は勝ち誇ったような顔をする。











「───プッ、、、アッハハハハ!!!おっもしろ!コントかよ?!」



急に笑い声がした方を見ると、───樹里亜。


「何で笑うの?!4.5割は本気だったのに!」


「残りの5.5割は冗談だったのね。」


すかさず飛鳥の冷静な突っ込みが入る。


それを聞いてた樹里亜は、更に笑い方がヒートアップして今や「ギャハハハハ」とか、「ひーーーー!!」とか言ってる。


「大丈夫?!落ち着いて、樹里亜ちゃん!」


必死でなだめようとするののの努力も虚しく、結局、5分くらい樹里亜は笑い続けた。