「新谷~。これで全部だよな」 「そうだね。てか、その男みたいな 話し方やめれば」 余計な御世話だ…。これが、うちなの! 「癖だからしょうがないんだよね」 「ま、俺はそれでもいいけど…」 え…。今なんて…。 小声で何かを言った新谷の顔が うちの顔に近づいて来て小さな リップ音をたてた。