スタジオのスクリーンの前で、強い照明をあてられたあたしは こげ茶色のセミロングの髪を右手でかきあげ 少し首を傾げ にっこりと笑みを浮かべる。 「いいねー、かわいいよ!」 フラッシュがたかれ、シャッター音とともに 一瞬一瞬が切り取られていく。 「ん~、でも、かわいいけど、まりんちゃんはもう少し色気があるといいんだけどなぁ」 カメラマンが冗談交じりでそんなことを言ったので、 「え~、ひどーい!」 あたしは、少し頬をふくらませ、すねた顔をした。