「大丈夫。君は感じたままのことを言えばいいんだよ。だって、そういう番組だもん」 上条さんは、そう言いながら、 少しかがんで、あたしの顔をのぞきこみ 「心配せずに、のびのびやって」 にっこりと微笑んだ。 あたしは思わず、赤面してしまう。 ――撮影が始まる前から、なんかキュンとしちゃったんですけど!! そんなことを、 心の中で叫びながら。