~グラビアアイドルが芸能界でキラキラな恋に落ちちゃった場合~

「いったぁ」


左手で右手を包み、痛さをこらえるあたしを、司がおどろいた顔で見つめていた。

それから、はっと我に返ったように、司は

「悪い。大丈夫か!?」

と、あたしの手を取った。


「あ、うん、大丈夫」


「でも、赤くなってる。一応、冷やしておいた方がいいな。とりあえず、入って」


司に、部屋に招きいれられる。


窓ぎわの椅子に腰かけると、司が洗面所で濡らしたタオルを持ってきてくれた。


――今日は、手当てされることが多い日だなぁ。