「4Mはあまりテレビに出ないし、そもそも、今度の番組はほとんど屋外ロケで、スタジオ撮影はあんまりないよ」
「だよねー」
はぁ、とため息をついたあたしの方にチラリと視線を走らせて、
名取さんが呆れたように笑った。
「あ、名取さん、あたしのことバカにしてる?」
「いいや。憧れの芸能人に会いたいっていう動機で芸能界入りする子なんて、たくさんいるよ」
「あたしは、別に憧れの芸能人に会いたかったわけじゃ……」
「はいはい、分かってる。何度も聞いたよ。初恋の幼なじみ、だよね?」
「そうよ」
「だよねー」
はぁ、とため息をついたあたしの方にチラリと視線を走らせて、
名取さんが呆れたように笑った。
「あ、名取さん、あたしのことバカにしてる?」
「いいや。憧れの芸能人に会いたいっていう動機で芸能界入りする子なんて、たくさんいるよ」
「あたしは、別に憧れの芸能人に会いたかったわけじゃ……」
「はいはい、分かってる。何度も聞いたよ。初恋の幼なじみ、だよね?」
「そうよ」

