「大丈夫、胡桃!?」





この声の持ち主は私の親友





新妻 ひより(にいづま ひより)ちゃん。



ひよりちゃんは、私とは違って
サバサバしていて、お姉さん気質な子

私とひよりちゃんは、中学生のときからの大親友だ。





『うん!大丈夫~』



「もぅ、胡桃はドジなんだから…
気をつけなさいよ。」 




割れてしまったフラスコを片付けようと手を伸ばすと、



「危ないですよ。」



後ろから来た月森先生に手をつかまれた。



「後は、私がやりますので実験に戻って下さい。」


『すみませんでした…。』




私は、申し訳ないと思いながら、
残りの実験に戻った。