*雄太side


運がいいのはクラスだけ、



座席はバラバラ



隆輝は既に周りの男子と打ち解けていて沙耶もそれなりに話していた




周りの女子がチラチラこっちを見てるが気づかないフリ





唯は………っ!
なんだ彼奴!



唯の隣の席の奴は馴れ馴れしく唯に話しかけては髪を厭らしく触っている



唯は真っ赤にしながら俯いている



なんてこった


先生は若い男教師



面白い人で教科は体育、



山中、…なんだったかな



唯の事考えてて忘れた



式も長々とやらずすぐに終わり下校




大貴「なぁなぁ唯ちゃん、この後暇?遊ばねぇっ?」



さっきの奴だ

唯は困った顔をしている、



雄太「唯は先約あるから」



冷たく言い放ち唯の手を引く



唯「あっ、ゆーくんっ、えとっ、大貴くんまたねっ!」



状況がうまく掴めない唯



余裕そうな顔でヒラヒラと手を振る大貴と呼ばれた奴




くっそイラつく