*雄太side




俺らは隣町の学校に4人揃って合格




電車通学だ




時間帯は最悪、ラッシュのど真ん中



ギュウギュウ電車に無理矢理乗り込む




何とか乗れるも揺れる度に足を踏まれたり押されたり…最悪だ



唯「んわっ、」




人に流され唯が視界から消えそうになる



慌てて掴んだ腕



見た目よりも細くて折れてしまいそうだった



やっと着いた駅に流れるように降りた



唯「あの、…ゆーくん、…手…」



おずおずと話す唯



何のことかと思ったらまだ腕を掴んだままだった



雄太「っごめ!」



慌てて離す



きっと真っ赤だっただろうな、…