内心、ほっとしていた。

凛の成績は良いように言われるが、同級生120人の中で25位程度である。
中の下、くらい。



なのに特待生として受かったということは、よっぽど特待生として希望したのが少なかったからなのだろうか。




「……えっと……制服も支給……へぇありがたい。相部屋…なのは仕方ないよね。それと……」


次の項目に目がとまった。


『ただし、特待生には特別な役目があります』