お前の血を吸わせろ

「ごちそうさま」


「え」


パッと手を離され、意識は戻ってきた。


手首に2つの赤い穴が開いている……。

「……わ、私、吸血鬼になっちゃったの…?」


吸血鬼に血を吸われると、吸血鬼になる……そんな話は有名だ。


「馬鹿かお前は。吸血鬼に吸われて失血死で死ぬと、吸血鬼になるだけ」


「ほ、ほんと…?」

すがるような目で彼を見つめる凛。


彼は笑みを浮かべて、こう言った。


「さぁ?どーだか」