お前の血を吸わせろ

慌てて凛は身を引いた。
が、後ろは壁だった。

枕を投げる。


「出てってよ!!」


飛んでった枕はコントロールされていたように、彼の手に収まった。


「………」


彼は睨む。いかにも不機嫌そうだ。




「……な、なによ」


彼は無言で凛を指差した。


指の先を探すように、凛はゆっくり自分の体を見た。



「ぎ、ぎゃああああああ」


「うるせーって」


いつの間にか近くに移っていた彼の手に、口を塞がれた。