お前の血を吸わせろ

「………遅かったか」


突如、あのいけすかない優男がこの部屋に駆け込んできた。


「……なんだよ」


「……カイト、いい加減我慢を覚えたらどうだ?」


「……欲望のままに動いて何が悪い?理事長さんよ」


倒れた女に手を伸ばそうとしたコイツの手をはねのけた。


「……カイト」


「……触るなよ、コイツは俺のもんだ」


「……いいや、その子は大切な特待生だ」


「特待生は俺の奴隷ってさ、決まってるだろ。…まぁ、アンタもそれを無効にするために動いてるみたいだけど?無駄無駄」


「…………っ」



「帰れよ、半端吸血鬼」



「この女はたった今から、俺の為に存在する奴隷だ」