数学のテストは実瑠來にしてはいい点数だったが、いつもの如く意地悪を言って席に戻った。




実瑠來の方は目を向けると、困惑した顔で固まっていた。




ふはっ。おもしろ。




きっと、あの顔は満点なんか取れるわけないって思ってんだろうな。