実瑠來と付き合あえることになったほんの数日後。



…実瑠來に婚約者ができた。




なんて、整理してる場合じゃねぇんだよ!!ありえないだろ!!




実瑠來のお父さんも酷いよな…過保護で親バカな父親ってのは分かってたけどまさか俺のことも認めてくれてなかったなんて。




「梛咲様……どうするんですか。これから。」



実瑠來の家の車に乗り、辰樹が困惑したように聞いて来た。



「どうしようって………どうすればいいのか考えてるけど…全然、解決策がでてこないんだよ。」




下手にあの婚約者がいるときに実瑠來と関わるとさっきみたいになるだろうし……あいつがいない時なんてないようなもんだし…。