だから、僕は梛咲の背中を押したのかな…。



まぁ、昨日の僕は少し嫌な男になってたけど。



実瑠來に好きって言ってもらう時、タイミングがあえば…とか正直考えてたから。



そう簡単に諦められないんだよ…。




でも……実瑠來が梛咲と一緒にいるなら僕だって側にいられる。



だって、梛咲の執事だから、このお屋敷を出たとしてもついていける。




……実瑠來、もうすぐでメイド卒業か…。



一緒にいる時間が減っちゃうな…。



実瑠來がここにメイドとして来てから僕たちは前に進めたんだよね。



懐かしみながら作り終えた料理を並べる。