辰樹はこのとき、顔は笑っていたけれど心の中では泣いていたんだよね。 それに気づけたのは家に帰ってからだった。 ……ーーー門のところに言ったら梛咲たち3人が揃っていた。 「お前ら遅い。なにしてたんだよ…つーかなんで手をつないでんの?」 …ど、どうしよう。なんか梛咲の顔が見れない。 「……別にただ暗いからつないだだけですけど?」 「なっ……。なんだよその辰樹の言い方。」 「ほらほら!車きてもらったから、3人とも乗って。」 梛咲のお父さんのおかげでなんだか険悪なムードは消えた。