「告白されて……自分では気づかないうちに、梛咲様のことを意識してたんだよ。……気になったり、モヤモヤしたり…好きになるって、そういう……ことだよ。」
「わたし……梛咲が好き?」
「絶対にそうだよ。そっか……あはははっ…あ、そうだ。門のとこいかなきゃだよねっ…いこっか」
わたし…梛咲が好きなんだ……だから梛咲を見ると胸が痛かったんだ…。
辰樹に手を引かれて、門のところまでいく。
「あ、その前に……涙、拭いてあげる。」
指で目尻をなぞって笑って拭いてくれた。
そんな辰樹をみて、いつもと違うことにわたしは気づけないでいた。

