実瑠來が頭撫でられるのに弱いとは…。




…実瑠來の赤くなった顔を見たくなくて、窓の外を見る。




「…梛咲様ってほんっっとにヤキモチ妬きですよね。」




「…っせーな…。」




「えっ?梛咲、どうしたの?」




…さすがだな。天然バカは。辰樹に嫉妬してんのも分かんないのか。




「べつに…。」




「あっ…お腹すいてるの?今日は飴もってないんだよね…」




……ああ、もう!!!なんでこんなに可愛いんだよ。




「みんなで帰ったら急いで作ろう!」




「は?辰樹はともかく…俺も?」




「うん!その方が早く作れるもん!それに、前3人で作った時楽しかったし!!」