梛咲のお父さんが運営している会社はすごく有名な保険会社で、1年に数回他の企業を招待してパーティが開かれている。それにわたしも毎回参加させてもらっている。




「めんどくせえー…。ずっと笑ってなきゃいけないのがなきゃいいけどなぁ。」




「久しぶりのパーティだから緊張しちゃうな…。」




「ふふっ実瑠來は会場の中で1番可愛いから目立っちゃうよね。」




はい?




「そうよねー…特にあの副社長のお子さん、毎回実瑠來ちゃんを目当てにしているものねー?」




「実瑠來ちゃん、気をつけるんだよ?俺も目を配るけど…実瑠來ちゃんは突然いなくなってて気づいたら男性につかまってるんだから。」




「いやっ、大丈夫ですよーそんな心配しなくっ……「「「「大丈夫じゃないから!!」」」」




4人が口を揃えて、わたしに注意する。