「それにしても、梛咲様…さっきは危なかったですね。緒方さんがフォロー入れなきゃ怪しまれてたはずですよ!」




「わ、わかってる……でもちょうどいいじゃん。実瑠來が戻る前にどっちと付き合うのか決まったほうがいいだろっ!」




「わたしが梛咲様と緒方さん以外を好きになるかもしれないんですよ…?」




それだけはダメ!万が一、梛咲様に取らたほうが、他の男より諦めがつく。



「それは許しませんよ、実瑠來様。僕の敵は梛咲様しか認めませんから。」




「お、緒方…さん……顔怖いです…。」




「あっ…すみません……。」