泣き声の方へいくと、俺と同じくらいの女の子が座っていたんだ。


『どうしたの…?』


『グスッ…え?誰?』

泣きながら振り向いた少女はまさにこのみかん畑の風景に似合うほど可愛い容姿をしていたんだ。


当時そのときは女の子に免除がなかったから少しいや数分見とれていた。



『あの…?』

やっと女の子に話しかけられ、我に返った俺。


『えっと、何で泣いてるの?』

『芽衣叔母さんが…倒れちゃって…。』


…え?