隣町のトシの家は手前に高校が建っている。 いい線でトシの家は見えない。 トシは家から徒歩30秒のあの高校に行くのが夢らしい。 早起きしなくて済むからだ。 高校で鳴っているチャイムがここまで聞こえてくる。 「あの高校にも屋上あるね!」 「そうだな!純もあの高校行こうぜ!それで高校生になっても屋上でご飯食べよう!」 「いいな!それ。」 朝早くから作ってくれた色とりどりのお弁当を広げ、一番最初に大好物の甘い卵焼きを口にした。