君想い【完】





人の想いはどこまで連鎖していつまで続くのだろう。


僕がさりちゃんを想うように、さりちゃんが僕を想う。


ゆかが今だに僕以上が見つからないと言い僕を想う。


トシが一生だと言っていた香代が他の人を想う。

でも香代はトシを想う気持ちを忘れていないだろう。

僕がゆかを想う気持ちを忘れていないように。


突然の別れを切り出し、今は独り身のトシも香代を想い続けていた。


麗は20年も稲葉馨さんを想い続け、稲葉馨さんも同じ分麗を想い続けてきた。

11歳という歳の差を越えて、舞ちゃんは自分を助けてくれた森下さんを想い、それを返すように森下したさんを想う。