君想い【完】

「純に協力してもらったら、純を危ない目に合わせることになるでしょ?純が危ない目にあったら一番悲しむのはゆかりちゃんよ。あたしと同じ思いをゆかりちゃんにしてほしくなかった。だから別れてって言ったの。寂しくて純を独り占めしたかったのもあるけど。」


ゆかはまだ止まらない涙を流しながら、3回首を縦に振った。


「麗に会ったのは、去年の7月に新宿で出会ったの。」


周りの情報でうちの学校に東龍会と関わりのある奴がいると聞いて、さりちゃんは佐倉先輩とコンタクトを取ったらしい。


佐倉先輩と何度か会うようになって、
自分だけの情報じゃ足りないからと言われICEに連れて行かれた。


ICEに行くために繁華街を出入りするよいになった時、みんなにキャバクラで働いている、風俗で働いていると噂をたてられた。



佐倉先輩の紹介で
東龍会の事情に詳しい人たちと知り合い、町を歩きながら話している所を見られ、
さらに新しい噂がたてられた。



「紹介された人に情報を教えてやったからやらせろ、ってラブホに連れ込まれそうになったとき、麗が助けてくれたの。」