「うちの弟。」
姉貴の言葉で佐倉先輩の顔付きが変わった。
「なんか随分美人さん連れてるね。僕と付き合いませんか?お嬢さん?」
また口調が変わった。
誰と話しているのか分からなくなってしまう。
「龍司!あんたに聞きたいことがあるの。」
「なんすかー?マジやめてくださいよ!先輩怖いんすから。」
だんだん目が慣れてきて、
奥のソファーを見ると
服のはだけている女の人数人とその女の人に覆い被さるように倍の数の男の人がいた。
「乱交?」
「あ!美人さんも入りたい?」
ゆかは佐倉先輩を睨み付け、
制服の裾をきつく握った。
僕はゆかの手を握り、ゆかを安心させようと思った。
握った手は相当汗をかいていて、
ゆかの緊張が伝わってくる。
「あなたに聞きたい事があります。さりちゃんはあなたに何を聞いてきたんですか?あなたとさりちゃんはどういった関係なんですか?」


