君想い【完】


「やっぱ純の姉ちゃんの情報が一番有力だな。」

ゆかと香代が首を大きく縦に振った。

ゆかが僕が話した内容をノートに細かくメモしてくれていた。


「この東龍会って所は祥吾くん家と関わった所でしょ?話を聞いてると五神田と東龍会は仲悪そうだよね。」

「悪そうっていうかだいぶ亀裂が入ってるよ!だって親父さん殺されてるんだよ!」


僕はゆかの書いたノートから目を離せなかった。


「佐倉先輩ってなんで僕顔知ってるんだろう?」

「悪だからじゃない?」

「違う。そんな理由じゃないんだよ。」

「まさか純、あっこ先輩の事好きだったとか?」


トシがふざけて言った言葉にゆかが敏感に反応した。

目だけで誰?と訴えてくる。


「あっこ先輩って誰?」

「佐倉先輩の彼女。」