君想い【完】



「昨日さりちゃんが発狂した。」

「マジで?」

「なんかおばさんに聞いたけど、昨日祥吾のお見舞行ったみたい。」

「さりなも行ってるんだ。純くんもトシを行ってるんだよね?」


僕は頷いた。
トシと月2回は行っている。
香代とゆかも行くみたいだ。


ひげも生えているし、
身長も伸びたみたいだ。

祥吾がちゃんと生きている証拠だ。


「もう2年も経つんだね。」


ゆかの一言で、あの日にあった出来事が蘇る。
頭の中で鮮明に映像が流れてくる。


そんな事があったからこそ、
さりちゃんの今の行動があり得ない。


今日は僕の家に集まることにした。

僕とトシが家に着くと、
もう僕の家の前にゆかと香代がいた。