君想い【完】



香代の話を聞くと麗は学校にあまり来ていないらしい。

その理由が1人娘で跡取りが決まっているから、
家の仕事関係を手伝っているらしい。


「ただ家がこれ関係で関わってないならまだしも、最近では麗が動かしてるって話だからね。」


これ関係と言いながら、香代は右頬に人差し指で線を1本書く真似をした。


「麗ってすごい頭がいいの。頭が切れるって言い方の方が正しいかな?そんな麗とさりなが関わってるっておかしな話じゃない?」

「さりちゃんは誰よりもそういう人達を嫌ってるはずなんだよね。僕もおかしいと思うよ。」

「純は五神田麗ちゃんに会ったことあるの?」

「昨日会って話したよ。」


昨日麗と話した内容を全て話した。

所々3人が首を傾げた。


「さりなの事は自分が一番良く知ってるみたいな話だね。」

僕は深く頷いた。
さりちゃんに関わるなとまではっきり言われたんだ。

さりちゃんのそばにいるために僕はゆかと離れた。

それをいきなり出てきた麗に否定された。

その麗はこの辺りを含め、
都心を中心に一番危ないを言われている組の1人娘。

考えてもさりちゃんと繋がる部分がない。