「榎本祥吾は?」 「救急の集中治療室にいますけど。お友達ですか?」 「はい。」 「榎本さんのご両親に連絡取れたりしませんか?」 「え?両親いないんですか?」 また不安が募る。 焦りが止まらない。 案内された集中治療室に着いたときには誰もが息を切らしていた。 中から医者が出てきた一言が頭から離れない。 「もう無理です。」