君想い【完】


「今日祥吾ん家行くんだけど、トシ達も行く?」

「心配だから行くよ!」

「今日朝通ったときは、祥吾くんの声したよ!」

「まじで?なんて言ってたの?」

「どうするんだよ!もう限界だよ、みたいな事言ってた。」

3人そろって首を傾げた。

「まあ、さりなには伝えない事だね。とりあえず今日5人で行けばよくない?」

誰もが真剣な目をして頷いた。

僕は少し緊張していた。


祥吾の顔を見たらキレてしまいそうだったから。

さりちゃんを放っておくな!

とはっきり言いたいくらい。


祥吾の事情は分からない。
でも彼女のさりちゃんに事情くらい話てもいいんじゃないか。
って思う。

僕はゆかに隠し事はしたくない。

ゆかを放っておきたくない。


それは彼女だからで、
トシだって香代に対して同じだと思う。


祥吾は違うのか、
不思議だった。