「じゃあこれ。」
ゆかは鞄から、小さな袋を取り出した。
「ブレスレット?」
「ペアなんだけど、なんか似たような物買っちゃった。」
プレートにはイニシャルと数字が掘ってあった。
-J&Y 1.21-
僕はこの名前が彫れるアクセサリー店がどこにあるか知っている。
「勉強で忙しいのに原宿まで行ってくれたの?」
「うん。」
「すげぇ嬉しい!」
僕はすぐに腕に付けた。
思い出を一つ一つ残したくて、
僕の部屋で
ネックレスとブレスレットを付けた写真を2人で撮った。
「僕はゆかがいて幸せだよ。」
「ゆかも。」
きつく抱きしめて合わせたキスは二度と忘れないだろう。
ゆかの体温も
感触も僕は絶対忘れない。


