君想い【完】



クリスマスが過ぎれば
付き合って1年が経つ。

こんなに充実した1年はなかっただろう。


受験もあるし、
ゆっくりしたクリスマスは過ごせないかもしれない。


プレゼントは奮発しよう。

遠くへは行けないけど、
思い出に残るクリスマスにしよう。


色んなことが頭を巡り、
テスト勉強に集中できなかった。


「何してんの?」


ゆかに何を買おうか相談しようと思い、ベランダを渡るとさりちゃんが意外な事をしていた。


「マフラー編んでる。」

「それは見れば分かるよ。さりちゃんがそんな事するなんて意外。」

「うるさい。結構スムーズに出来てるんだよ。」


そう言いながらも、紺の毛糸で出来たマフラーは穴が目立った。