君想い【完】



「そういう事言わないの。」

「こんなに優しいのは純くらいだよ。」

「優しいんじゃなくて、泣いてる姿を見たくないだけだよ。」


赤い目を細くして、
笑顔を見せてくれた。


頭を優しく撫でると、
機嫌良く席に着いた。



携帯を開くと、ゆかから


あの2人ケンカした?


とメールが入っていた。


メールを返信し、
授業を受ける。



さっき必死にノートを写していたくせに、
また寝ようとする香代に
携帯からワンコールした。


ポッケで響く
バイブレータに驚いて顔をあげている。

口パクで
寝るな、
と伝えてノートに文字を走らせた。