君想い【完】



足を弾ませ、飛び跳ねる。

息を切らして、
僕の腕を掴み、左右に揺らした。


「あっ、あね!あのね!」


上手く息が吸い込めていないらしい。

いつもは饒舌な口も、言葉をつまらせている。


「落ち着いて。ゆっくり話せばいいから。」

大きく息を吸い込み、ゆっくりと吐いていた。

興奮して頬を赤らめ、足をまだ細かく動かしている。


「祥ちゃんが学校来たよ!今校門入ってくるのが見えたの!」


赤かった頬を更に赤くし、耳まで真っ赤だった。


「じゃあ僕に報告していなくていいから、早く迎えに行ってあげな。」


大きく首を縦に振り、非常階段を飛び出した。



その光景を、
僕たち4人は笑顔で見送った。