君想い【完】



「なんだよ。祥吾、なんでそんなに焦ってんだよ!」

「いや…。」

「さりちゃんとはずっと一緒にいるんだろ?じゃあ焦らなくてもいいじゃん。」

「そうなんだけど。」


祥吾は部屋中を歩き回ったり、
手をしつこく動かしたり、
貧乏揺すりをしたり、
落ち着きがなかった。


なんでそんなに焦るのか
僕には分からなかった。


確かに僕も男だ。


でもそんなにゆかとしたいとは思わない。


一緒にいるだけで幸せだし、
キスでさえ僕には照れくさい。


一瞬の口づけが、
僕を何倍も幸せにする。


祥吾は違うのか。


もう2年も付き合っていると、
変わってしまうのか。